LINEのオープンチャットとは、ぱっと使った感じだとほとんどグループLINEと同じです。ノートやアルバムの他に投票やイベント・アナウンス機能も利用できます。役員や人数多いグループにはピッタリです。
特にグループLINEに比べてどこがおススメか紹介します。
自治会役員や子ども会・PTAなど役員が決まって集まった時、はじめましてのメンバーが多いですよね。さらにLINEの個人アカウントは氏名でないものだらけ。グループLINEをつくってもしばらくは名前とニックネームが一致しません。
私の経験では、PTAや子ども会の役員で個人アカウントが氏名という人はほとんどいません。あっちゃん、みっくん、けい、みかん、、、もう何が何だか。。。
やり取りをはじめても、意見をくれた人がこれは誰だっけ?とか、出欠をとるときにこれは誰でこれは誰、、、となることはよくあります。
オープンチャットは入室するときにニックネームをLINEアカウント名とは別に設定できます。
地域で役員間の意見交換や連絡調整に活用する場合、意見や出欠確認をスムーズにするために、「氏名」で設定してもらうようにしましょう。
人数が多い場合は氏名以外にもニックネームに一定のルールを決めている見やすくなります。
人数が増えてくると、役職や学年を前にしたほうが見やすいかなと思います。
地域での活用でも、LINE公式アカウントのかわりに使うほぼ発信のみ一方通行だ、という場合には匿名でもいいですね。回覧板に利用しているという事例もインターネットで探すと出てきます。
オープンチャットは 友だち追加でも入ることができますが 、オープンチャット毎のURLやQRコードをつくることができます。
例えば子供会の会員50人全員に入ってもらいたい場合などメンバーが多い場合、友達にならなくてもQRコードを印刷した紙を配布すればオープンチャットに入ることができます。
人数が多くなければ、印刷しなくても役員が決まったその場でオープンチャットをつくり、続けてQRコードを読み込んでもらっても大丈夫です。
はじめましての人とLINEの個人アカウントでつながることに抵抗がある人もいるので、LINE上で個人アカウントで友だちにならずに入れる、というのは心理的抵抗を減らせることができそうですね。
役員でグループLINEをつくって情報提供を始めた場合、後から入ってきた人のためにすでに掲載した情報を再度投稿する、というのはよくあります。
オープンチャットは入室の6か月前までさかのぼれるので、やりとりがスタートし1週間後に遅れてメンバーが入ってきた、という時でも遅れて入ってきたメンバーがさかのぼってやりとりを確認できます。再度投稿しなくてよいので便利です。
ちなみに、グループLINEの場合は重要な投稿(資料)はノートに共有しておけば後から入ってきた人も確認できます。
共同管理者には、オープンチャットの運営と管理に関する一部の権限が付与されます。
管理者は、オープンチャットの運営と管理に関するすべての権限を持ち、共同管理者の追加/削除と権限の管理ができます。
管理者・共同管理者は以下のことが可能です。
・ノートを作成(最初段階ではメンバーなら誰でも作成可)
・アナウンス・大事なノート情報をノートに投稿
・メッセージ・ノートを削除(メンバー全員の履歴から削除)
・定員数を変更
・メンバーの強制退会
・その他トーク機能(投票機能の作成/削除・イベント機能の作成/削除)
オープンチャットをつくったら、誰でも入れる、となると地域や役員で利用するのに不安ですね。
でも大丈夫。
オープンチャットは「検索」にヒットさせるのかしないのか選択できます。役員の連絡用なら「検索にヒットしない」でよいかと思います。
また参加者が参加コードを入れないと 入室できないようにしたり、管理者や共同管理者が承認しないと入室できないようにも設定できます。
使用用途によって使い分けるといいですね。
役員をしていると、個別にLINEで友だちになっていないあの人に連絡したい!ということが出てくることもあるかもしれません。しかしオープンチャットの中で個人のLINEアカウントを知ることはできません。
リアルで会った時にLINEで友だちになり1対1で連絡をとるようにしてください。
2022年11月現在、グループLINEではできるグループ通話がオープンチャットではできません。
しかし3周年となる2022年8月に4周年に向けて以下の機能が追加される予定とアナウンスしています。
(1)ボイスチャット機能
聞きたい人・話したい人だけが参加可能な音声でのやりとり。
(2)サブチャット機能
メインのトークルームとは別に複数のサブトークルームを作成できる。
この2つの機能が追加されれば、さらにオープンチャットが使いやすくなりますね。
ぜひPTA/子ども会/自治会・町内会など地域の役員連絡は、グループLINE(グループトーク)からオープンチャットに乗り換えましょう!
オープンチャットについてもっと詳しく知りたい人は【公式」LINEオープンチャット】をのぞいてみるといいですよ。
「地域の役員や子ども会連絡でグループLINEやLINEオープンチャットを使う際の小さなお約束」はこちら
高1・中1・保育園年長の母。子供会役員は2回、小学校・中学校・高校のPTA役員もノルマ達成中(すべて平役員)。
地域づくりの中間支援者として地域づくり組織の運営改革・負担の少ない地域活動・ICTの活用などを支援している。
近年特、子ども会や婦人会など特に女性が担ってきた分野の運営見直しについて支援している。講座や研修会の紹介はこちら。