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Techsoupに登録する(コロナ期間にNPO法人等がしたいこと①)

2020 5/04
Techsoupに登録する(コロナ期間にNPO法人等がしたいこと①)

新型コロナ感染症の影響でイベントやセミナー・相談会など事業ができない、勤務先から一部在宅ワークだができることが限られている、いつもより時間に余裕があるNPO法人のスタッフさんも多いかと思います。
地方のNPOで寄付1万円集めるのは大事だけど大変です。まずは支出を見直しませんか? この機会におススメの手続きをご紹介します。

社会問題の解決のために活動する非営利団体に、ソフトウェアなどのIT製品を提供する TechSoup(テックスープ) 。
日本ではTechSoup 日本として、特定非営利活動法人日本NPOセンターがプログラムを提供し、 NPO法人はじめ、公益社団法人、公益財団法人、社会福祉法人、一般社団法人(非営利徹底型)等に アドビ システムズ、シマンテック、マイクロソフトなどのソフトウェアを寄贈しています。

例えばオフィスワークのインフラともいえるMicrosoft(Office)シリーズ( Word、Excel、PowerPoint )を使う場合、 公式サイトだとPowerPointも使えるものは38,284円(税込)。 それが手数料 4,442 円 + 消費税 で最新版(2016または2019)の1ライセンス取得可能です(2020年5月1日現在)。Office2016・2019年は2025年10月までサポートがあるので、5年間使えば1年の利用は1,000円未満!

利用者の増えているオンライン会議アプリのZoomはプロの1ライセンスが年額 7,404 円 + 消費税 。月額で比較すると通常2,200円が617円です。

寄贈例:法人格は活動分野で寄贈対象サービスは異なります。また手数料が必要です。

Techsoupアカウント登録手続き

  1. 団体登録(ユーザーアカウント発行)する
  2. アカウントのメールが届く(団体確認書添付あり)
    アカウントとパスワードは団体の他の人も分かるように保存
  3. 2のメールにある「団体登録確認書」に入力・押印したものをPDF化し、2に明記されたメールに添付して送る
    NPOヒロバのアカウントが分からない場合(手続きしたことがないところはNPOヒロバに情報掲載があっても登録していないことが多い)、「ID/パスワード通知希望」のチェックを忘れずに
  4. NPOヒロバのアカウントが届いたら、ログインして、必要な情報を入力・登録する
    ※登録が必要な項目はメールに記載あり
    事業報告をきちんと作成しているところは、活動計算書の数値などを入れていく(2015年度以降の分入力が必要)
    ★最新の理事数( 理事数 ・監事数 ・有給理事数 )、 常勤職員(無給・有給) 非常勤職員 (無給・有給) の職員数に関する情報はあらかじめ確認しておくことをおススメ
TechSoup 日本
団体登録確認書
TechSoup 日本 団体登録確認書一部

職員が手続きする場合、2の代表印をもらう、3と4の間でアカウント発行を待つ、ところで何日か必要かもしれません。 手続きの作業時間自体は、書類がそろっていれば2時間くらいあればできます。
NPOヒロバに登録があってもアカウントがない団体が多いと思うので、ひとまず3までスムーズに手続きしましょう。

パソコンに入っているOfficeが2003や2007なんて非営利組織あるあるすよね。私が手続きをお手伝いした複数の組織も結構古いバージョンでした。この機会にTechsoupで寄贈手続きしませんか?

尚、Zoomはすでに通常プランのユーザーの場合乗り換えることはできないので、今から申し込みたい方は手続きしたほうがよいですよ。

このブログは、中間支援の非営利セクターで非常勤職員をつとめる千々松が非営利セクターのICT活用について不定期でお届けします。記事内の価格や条件等は投稿時点のものです。

次回はMicrosoft(Office)の寄贈申請について紹介します。