「回覧板として使う」となると、毎回誰が情報を載せるの?登録が増えないのに手間が増える、なんて聞くことがあります。
回覧板として使い始める前に「新しく引っ越してきた人・3世代同居の40・50代の子ども世代」向けに自治会や町内会のルールや慣習を載せておくことから始める、というのをおススメします。
引っ越してきた人は、その自治会・町内会独自の決まり事はわかりません。長年住み続けた人が多い地域では、自治会・町内会の暗黙のルールが分からず活動に参加できない(近所の人に都度聞かないと分からない)というものもあります。
自治会長さんや班長さんが毎回書類を持って行ったり説明するとお互い手間ですが、ノートにしておけば簡単です。引っ越してこられた時に自治会のオープンチャットのQRコードを渡しましょう。
回覧板にも毎回オープンチャットのQRコードの紙を最後に入れておくのもいいですね。
こんなことが載っていたらうれしいな、というのを自身の経験と地域づくり支援の現場でお聞きした自治会・集落活動を元に書いてみました
地方では田舎に行けば行くほど、共助が機能しています。人の目が行き届いていて助け合いの仕組みがあり、子育て世代や介護世代には住みやすいと感じることも。でもその分共助作業が増え自治会や集落独自のルールは増えていく傾向にあります。
3世代同居だとおじいちゃんおばあちゃん は知っていても、40代50代の子ども世代は自治会のルールを知らないなんていうこともよくあります。
ご支援先で、婦人会は世帯で1人参加だから、私は60代になって初めて参加した。義母が亡くなって参加したから、長く住んでいてもほとんど婦人会のルールが分からず困った・・・ということを聞いたこともあります。
最近の若いもんは(この時の若い者は50代以下のこと)という前に、若い人が情報を得やすくする=参画しやすくする工夫をしてみましょう。
私も引っ越してきて初めての自治会清掃の案内、回覧板に日時は書いてあったけれど、何をもってどこに行けばいいと書いていない。。。こんなことってあるんだとびっくり。ご近所さんに聞きに行きました。
最近でこそ新しい家も増えてきましたが、元々自治会内の移動は多くない地域だったようです。
近い時期に同じ自治会内に引っ越ししてきた方々が不参加だったのは、どんな準備をしてどこに行く、ということが書いてなかったからかもしれません。。。
最近の若い者は、よそ者(よそから引っ越してきた人)は、、、という前に、参加に必要な情報が届いていない可能性もありますよ。必要な情報を届けましょう。