山口市内の中山間地域でキントーン勉強会の講師をつとめました。 地域づくり協議会の運営を支援する山口市地域づくりアドバイザー制度を利用しての依頼でした。
1回目はチーム応援ライセンスの説明・ キントーンとは?概要や類似組織での活用例を紹介しました。
その後、スペースやスレッド・ファイル管理(アプリ)・アプリなどをそれぞれ深堀して説明。
地域づくり協議会は様々な地域団体をまとめる組織です。全体や各地域団体でどんな活用ができそうか?についてアイデアを出し合いました。
今回は2回目ということで 40代-70代の9人が8台のパソコンで各自ユーザー登録から地域団体で使ってみたいアプリ作成までを行いました。
- ユーザー登録(招待)
- スペース作成
- スレッド作成と投稿
- ファイル管理アプリの追加と投稿
- ファイル管理アプリのカスタマイズ(アプリの基本的な編集を知る)
- アプリの作成(連携と承認の前までのアプリ作成)
- (補足)組織・役職・グループとは
2時間で上記を完了。
アプリの作成ではこんなのが妄想でOK!まずは練習に作ってみよう!!と各自その場で何のアプリをつくるかを決め取り組みました。
•絵本の読み聞かせ記録
•自治会長名簿
•アンケート
•子ども会
•イベント参加者
•有償ボランティア
•受付簿
9名で7つのアプリができました。
参加したみなさんは実際に地域団体運営や事務局を担っているのでキントーンでこれを使ったら便利ではないかがイメージしやすかったようです。
会社の場合業務上の指示で「このアプリを使ってください」・・・という形で活用を強制できます。
しかし地域(団体)の場合はメンバーは基本的に「ボランティア」で自主的に(または輪番制で)役を担う人たちです。
会社と同じように「使ってください」では浸透しません。
まずはITに抵抗感のない役員がいる地域団体でスペースを作成し、スレッドで情報共有・ファイル管理で多くの役員さんにキントーンに触れてもらうこと・慣れてもらうことが大切です。
多くの役員さんが「便利だな・簡単だな」と思うことで、新しいアプリを作成したとき利用が前向きになります。
キントーン地域で導入しようとしたけどアプリの利用が進まずつまづいている・・・場合は、スペースのスレッドとアプリの1つであるファイル管理の活用をすすめてみてくださいね。
次回3回目は、2つ以上のアプリを連携する(ルックアップ・アプリアクション・関連レコード一覧)・申請承認機能について、今回作ったアプリを更にバージョンアップする予定です。
地域づくりの中間支援者として地域づくり組織の運営改革・負担の少ない地域活動・ICTの活用などを支援している。
システム開発×地域づくり支援の経験から、キントーンの地域での導入を支援。アプリ開発よりも地域役員で活用をいかにスムーズにすすめるか(広げるか)・若手・次世代の出番を大切にしている。
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